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その日考えたこと、昔から考えていることを

偏差値48の商業高校出身の私が1年の自宅浪人で筑波大学に合格するまで

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こんにちは。

今あなたがこのブログを見ているということは、受験生か、あるいは大学入試に関心がある方でしょう。

現在、私は筑波大学の3回生です。

偏差値48の商業高校から1年の浪人期間を経て、他の受験生と同じようにセンター試験を受け、後期試験を経て、筑波大学に入学しました。

浪人といっても、商業高校は大学に合格するための勉強をほとんどやらないので、実質的には一年で受験勉強をこなしたと言ってもいいと思います。 

この記事は、

・大学入学を目指している

・一般入試で受験したい

・受験まであまり時間がない

・学校でまたは環境が大学進学についてのサポートが乏しい

・できれば国公立がいい

上記のような 方に向けて書いていますが、当てはまらなくても大丈夫です。

この記事が、私と同じような境遇の方の参考になれば幸いです。

 

まえがき

その前に、私が在籍している筑波大学という大学について簡単に説明しておきます。

筑波大学は、東京教育大学を母体とする、国内でも有数の規模を誇る国立大学です。

 偏差値は学部にもよりますが、大体60〜67程度でしょうか。

関東の私立で例えると、MARCH〜早慶程度だと思います。

正直言って、大学としてはなかなか難関な方だと思います。

地域トップの進学校で3年間それなりに頑張って勉強して、やっと合格できるラインではないでしょうか。 

 

私が、筑波大学を目指した当時は筑波やそれと同等の大学なんて高嶺の花でとても手が届くような状況ではありませんでした。

なにせ、出身高校は偏差値48の商業高校。簿記や情報の勉強はしてきたけど、国語や英語や世界史に関してはちんぷんかんぷんだったのです。

特に英語は中学の頃から大の苦手で定期試験で4点という点数を叩き出した事もあります笑

 

けれども、私は今その憧れであった筑波大学に在籍しています。

uimtan.hatenablog.com

それまでの経緯はこの記事に詳しく書いていますのでよろしければご参照ください。

私が1年の浪人期間に何をしたのかご紹介いたします。

志望校を決める

私はまずはじめに、志望校を決めました。

 私は初めから大学で「美術史」を学びたいと思っていたので、芸術系の大学を調べました。また、私立の美大は学費が高いので国公立で大学を探しました。

その際、旺文社の大学受験パスナビや、ベネッセのマナビジョンを使いました。

passnavi.evidus.com

manabi.benesse.ne.jp

そうすると、自分が志望する大学がどういうシステムで、どのくらいのレベルで、何をしたらいいのか、が把握できます。

志望校を決める上で気をつけて欲しいこと

 もし、志望校がはっきりしていないという場合でも自分の希望分野や入りたいレベル(例えば偏差値60以上がいいなど)だけでもはっきり絞り込むのが大切です。

 

「絶対にここに行きたい・学びたい」という気持ちが大切です。

自分がどうして大学に行きたいのか、そして卒業後は何をしたいのかをはっきり絞り込んでください。

ここで、気をつけて欲しいのはできるだけ曖昧な理由は避けて下さい

例えば、(私であれば)芸術を学びたい

その理由:芸術が好きだから

では甘いです。

有名大学だから、文系だから、理系だからという目標でもあまり意味がありません。

もっと具体的に、それを学ぶことを通して自分にどういう価値が生まれるのか、さらにその価値をどうやって活かしていきたいのか、ということまで考えられると尚良いです。

別に、その目標が将来変わったって問題ありません。「今」の時点での自分の目標を定めてください。

中卒や高卒で働くことを選択する同世代がいる中で、自分はどうして「大学生」という選択肢を選ぶのかよく考えるのは非常に重要です。

私は、この期間に勉強期間の半分の時間を使ってもいいと思っています。

  なぜなら、動機が曖昧だと絶対に続かなくなるからです。受験勉強が辛くなります。

特に、宅浪は強制力がなく、誘惑が沢山あります。怠けようと思えばいくらでもできます。宅浪は厳しいと言われる所以はここにあるのです。

大学受験は、人生における大きなターニングポイントの一つです。

大学は入ったら終わりではありません。その先にさらに道が続いているのです。その事も踏まえて考えると、わかりやすいでしょう。

つまり、入試に対する「自発性」が重要です。

この部分はこの記事で一番大切な事です。

どんな勉強をするのか絞り込む

志望校が決まったら、その大学が必要とするセンター試験得点率や受験科目数を調べます。

例えば筑波大学の場合は

前期試験利用場合、センター5〜7教科8割+文/理系3科目個別試験

後期試験の場合、センター3〜4教科8割5分〜9割+小論文試験

が目安です。

※センター科目数/個別試験については、大学・学部によって大きく差があるので志望校の制度を要チェックです。

 

 ・大学に行く動機

・行きたい大学のレベル

これを把握することで、自分が目指すべき位置がはっきりします。

目標がなければ頑張るものも頑張れません。

 

私は芸術系大学という特殊な大学を絞って探していたので、当時の目標はあまり参考にならないかもしれませんが一応書いておきます。

前期:東京藝術大学 芸術学部 センター文系3科目得点率9割+英語・世界史論述(一次)+小論文(二次)

中期:金沢美術工芸大学 芸術学部 センター文系3科目得点率7割5分+小論文

後期:筑波大学芸術専門学群 芸術学コース センター文系3科目得点率8割5分+小論文

という日程で受けることに決めました。

基本的な勉強法

私は自宅浪人でしたが、塾には通っていました。城南コベッツという個別指導塾です。

しかし、私が自宅浪人と言い切るのは、塾は個人的な受験の相談の場=お話の場としてしか使っていなかったからです。

例えば、私には勉強仲間というのが存在しなかったので、担当の先生に自習してわからなかった箇所を聞いたり、成績が上がらず勉強のモチベーションが下がった時に相談してました。

コーチングスクールのように利用していた、といえばわかりやすいでしょうか。

このような個別指導塾は予備校がない地方にもあるので、活用するのがオススメです。

 

では、基本的な勉強はどのように行っていたかというと、スタディサプリ(旧:受験サプリ)を使っていました。

studysapuri.jp

 スタディサプリは受験生向けの動画ストリーミングサービスです。

結論から言うと、サプリはめちゃくちゃいいです。月額980円でカリスマ予備校講師の授業が受け放題です。

この超売れっ子な先生を授業を受けるのに実際に予備校に入学したら年間80~100万円は確実に吹っ飛ぶと思います。

しかも、生の授業は一回きりですが、動画は何回見てもいいわけです。わからない箇所やボーっとして聞き逃してしまった箇所を反復して勉強できます。 

かつ、いつ受けてもいいわけです。今日は眠くなってきたから続きは明日見ようとか、英語は飽きたから、世界史の授業で気分転換しようかな、なんていうのもできるわけです。

この点は、一人で勉強を進めて行く上で非常に優れていました。

センター試験対策法

長くなったので、別途記事を作成しました。

uimtan.hatenablog.com

 ご参照ください。

個別試験対策法

※ここからは、芸術系大学対策編となるので関心がない方は読み飛ばしていただいて結構です。

センター試験が終わった1月下旬に私は芸大・美大の入試対策をするために東京の予備校に通いました。(特殊な分野なので、この点では宅浪とは言えないです。ゴメンなさい…)

芸術系はとにかく自分が何を考えているかがはっきりとわかるような意見が重要視されるので、これまでの問題演習とは異なる、自分の中への問いが始まりました。

具体的に言えば、なぜ私はその大学に入って芸術を学びたいのか・その意義とは、芸術についてどれほど関心があるのか、私にとっての芸術とは何か…のような問いです。

 

はっきりと答えがない分、本当に難しかったです。これは 一朝一夕に身につくものではなく、長期的かつ根本的な思考力、すなわち芸術に対しての感受性を問われるものだったからです。

 

幸い、私はここでも個別指導の予備校に通っていたので1ヶ月弱という短い期間でも、なんとか芸術的思考力を己の中に目覚めさせることができました。 

 終わりに

私はこうした勉強法・経緯を経て今筑波大学に在籍することができています。

私が今ここに書くまでもなく、既に実践している人もいると思います。

しかし、偏差値48の商業高校から一般入試で筑波大学というルートを辿ったのは後にも先にも私一人だと思っています。

 

もし、今自分が受験勉強で悩んでいる、私と同じ/近い境遇にいるという方がこの記事を読んで少しでも自身の可能性に気がついていただけたら幸いでございます。

受験はやってみないとわかりません、最後までわかりません。

自分に対して自信を持ってください。絶対に希望する道が拓けます。

大学を受験される方々がこの記事を読んで、無事合格されることを願ってやみません。

頑張ってください。

 

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